廃棄芸術(JUNK ART)とは

役目を終えた廃棄部品を組み合わせ、パーツひとつひとつをDNA(記憶)とした集合体に組み替えることにより【死×死】によるReincarnation (転生)を描く。
これは作者本人の死生観、また一度は後継者無く祖父の代で廃業した鍛冶屋に対する答えであり、Reincarnationののち、それら廃棄された物達の中に生きるDNAを人々に届ける事を目的とした実験的造形物である。

作家:鍛冶屋兼正(本名:下平大輔)

祖父の代で廃業してしまった先祖代々より続く長野県大鹿村の鍛冶屋「兼正」の屋号を現代に復活させ造形作家として名を継ぎ、金属の部品に職人の方々の試行錯誤や知識の集積を感じ、特別な感情と強い尊敬の念を作品に込め、世界観を作り上げる。

幼い頃よりSF、模型、ゲーム等のカルチャーに強く影響を受け、生まれである鍛冶屋の金属造形手法と併わさり、独学で独自の造形手段である機械造形へと辿り着いた。現在、アートの分野にて個展や子供向けワークショップ等を開催し活動中。 造形物をよりリアルに、嘘を省くため造形物を内臓から作り、骨格や筋肉を接合していくという手順で組み上げています。またすべての関節がモデルとなったものと同じように可動できるよう仕上げています。時には千パーツ以上を使用し制作されるため、組み上げられた作品は数千人の職人の手と知識が集積されています。

普段、消費され廃棄される部品一つ一つの強さ、美しさ、エネルギーを知ってもらい、普段それらを作っている例えば身近な人たちを改めてすごいと再認識、尊敬してもらえるきっかけとなるような作品を作っていけたらと思っています。

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